所蔵仏像
寺伝によると、弘仁6(815)年天台宗の開祖伝教大師が国内布教の折、この地に立ち寄った際、この地に疫病(えきびょう)がはやり悩む民人が多かったのを哀れみ、桜の古木で自ら薬師如来像を刻(きざ)み、願興寺の前進となった草庵(そうあん)に安置したのがこの本尊像とされているが、その尊容から判断するに、鎌倉時代初頭の作と考えられている。 ちなみに、願興寺の伽藍が整備されたと言われる、長徳4(995)年のまでの間に、一条天皇の皇女(得度して行智尼)の仏得により尼ヶ池より湧出(ゆうしゅつ)した1寸8分ほどの金色の薬師如来像が、本尊薬師如来像の中に安置されているとの伝承がある。 |
画像をクリックすると画像が拡大されます 本尊仏薬師如来坐像と月光・日光両菩薩 |
仏像の詳しい解説はこちら の仏像編をご覧ください。 |
干支の子年ごとに本尊開帳をしております。拝観は、ご希望の時は、願興寺までお電話にてお申し込みください。拝観料500円にてお受けいたしております。 願興寺 0574(67)0386 |
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