薬師本尊を中心とした仏教の世界は、日光・月光菩薩、四天王のほかに十二神将が周囲を取り巻くもので、願興寺にはこの十二神将も一体もかけることなく現存している。
 十二神将はまたの呼び方として、十二夜(薬)叉とも言い、薬師如来の眷属(けんぞく)である。薬師の十二の大願に応じて現れる薬師の分身とも言われている。
 十二神将それぞれ七千の眷属を率いているといわれ、その数は全てで八万四千、衆生が抱える煩悩八万四千を全て救済するとされている。像高は114センチ前後である。
 時を守護する神であり、平安持代以降の神将像の頭頂部には干支が刻まれることが多くなっている。

 十二神将は十二支を表わされているが、それぞれが12の方向と時刻を警護しているとされ、十二神将には7千の眷属が存在し、薬師如来の眷属は総勢8万4千にも達するといわれている。

 病気平癒、身体健全、除病延寿、災難除去、現世利益に功徳あり、「薬師瑠璃光如来本願功徳教」に薬師如来の名号を守護すると約束されている。

十 二 神 将 像

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