拝観ご希望の方は、願興寺(0574−67−0386)までお申し出ください。
天台宗の紋章  願興寺の紋章(蟹牡丹)

釈迦如来及び普賢・文殊両菩薩 
                    
 全国的にもその数が少ない説法印(せっぽういん)を結ぶ釈迦如来像で、願興寺の重要文化財中唯一尊像の膝裏に「寛元二(1244)年甲辰五月二三日造立之 仏師僧覚俊勧進上人観西 大檀那源康能秦氏 少仏師定仏」との銘があり、その造立が鎌倉期で地元の有力武将纐纈氏によるものであることが判明している。脇侍の象に乗る普賢菩薩坐像(ふげんぼさつざぞう)、獅子に乗る文殊菩薩坐像(もんじゅぼさつざぞう)ともに地方の仏教芸術の中での至宝と評されるものである。
 釈迦如来はその名のとおり、仏教の開祖である釈尊そのものを指し、願興寺のそれは自らが悟った教えを弟子に説いているときの姿を表現したものである。釈迦如来坐像の両脇にある像の背に乗る普賢菩薩は、普遍の法門つまり仏の理性を示す尊像で、仏の菩提をかたくななまでに守る姿を現しており、獅子の背に乗る文殊菩薩は、知恵を司るといわれる尊像である。

      像高 釈迦如来 76cm
                  釈迦如来movie

    
釈迦如来及び普賢菩薩、文殊菩薩

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