願興寺所蔵重文 | 願興寺縁起(歴史) | アクセス | 護摩供養 | トップページ |
管理栄養士を併せ持つ住職の料理教室 |
住職小川文甫は、長年管理栄養士として御嵩町や近隣市町の学校給食に携わってきました。その関係で、仏教の考えも取り入れ、「食育」や「精進料理」の講習も行っています。その中から、家庭で簡単に出来る精進料理を取り上げました。 また、御嵩町の社会教育委員にも選出されているために、小中学生や高校生との接点も多いことから、住職は子供たちへのメッセージをコラムに綴っています。 |
|
住職小川文甫のコラム | ||
一隅を照らす此れ即ち国宝なり | ||
あなたも私も、宇宙と一つづきの”いのち” | ||
怨は徳を以って報ぜよ | ||
小さな光で輝いてみたい |
精進とは? 精進とは、真実の道をたゆまず実践すること。正しい努 力のこと。 食とは? 人を良くすると書く。他の生命を頂くこと。食をおろそ かにすると、健康を損なうばかりでなく、生命活動の停 止をもたらす。 |
精進料理とは? ◎ 食事の意味を問い直し、適切に食材を 選び、正しく調理すること ◎ 小欲知足、食は慎む心が大切 ◎ 医食同源 ◎ 素材を活かし、残さず使う |
精進料理の味の基本 ◎ 精進料理は、食材の味そのものを味わ うものであるので、出汁は基本とし て、昆布と椎茸を使用する。 ※ 出汁は沸騰後、アクをすくう。 |
|
家庭で出来る精進料理教室 肩肘を張らずに簡単にできる料理を取り上げてみました。こんなところから始めていただけたらと思います。 自然食材で美味しく健康のためにも、是非お試しただけたらと思います。 菜飯 材料(1人分):米75g(半合) ※ 少なければ1合でも良い 大根菜適量(残れば他の料理に使用) 煎りゴマ少々 天塩(適量) 調理法 :米は普通に炊く。 大根菜は洗浄後、みじん切りにしてビニール袋で塩もみをし、水が出たら水切りを する。炊けたご飯に大根菜と煎りゴマを入れて、混ぜる けんちん汁 材料(1人分):ごぼう10g、こんにゃく10g、小松菜15g、にんじん10g、 里芋20g、ごま油3g、大根20g、豆腐20g、油揚げ2g しょうゆ(適量)出汁120g〜140g 調理法 :@食材はそれぞれ一口大に乱切りして、多目のごま油を加え、固い材料から炒め る。 A野菜の煮汁が出始めたら、しょうゆを加えてさらに中火で焦がさないように炒め る。汁が多くなったら、出汁を野菜がかくれる程度まで加えて、柔らかくなるま で煮る。 B次に脂抜きした油揚げを加える。その後、軽く握りつぶした豆腐を加える。味を 調えたら、カットした小松菜を加える。 ごま豆腐 材料(1人分):本くず40g 白ごまペースト40g 水200g 練わさび適量 しょう油適量 生姜(すりおろすこと) 調理法 :@鍋に本くずを入れ、細かく砕き、水を加え、よく溶かす。(できたら本くずをざ るなどでこすとよい) Aよく溶かした本くずの中へ白ごまペーストを加え、木べらでよく混ぜる。 B固まりかけたら、弱火にして、滑らかになるまで混ぜて、鍋の底が見えるように なったら、さらに、10分ほどよく練る。 C水にぬらした型(卵豆腐を等を作る型)に流し込み、固まったら適当な大きさに 切る。 ほうれん草の白和え 材料(1人分):ほうれん草25〜30g 干ししいたけ1〜1.5g こんにゃく20g しめじ15g 殻つき落花生4分の1袋 豆腐30g 白煎りごま15g しょう油適量 みりん少々 天塩少々 にんじん5g 調理法 :@煎りごまをよく鉢ですりつぶし、水切りした豆腐とすり合わせる。香り付け程度に しょう油、みりん、天塩を加え、更によくすり合わせる。 Aほうれん草はさっとゆで、絞っておく。 B干ししいたけはもどして、千切りにし、みりん、しょう油で煮含める。こんにゃく はあく抜きのため、小さめにカットしてボイルする。こんにゃく、しめじ、にんじ んを煮しめたしいたけの中に入れ、さらに煮しめる。 C落花生は殻を除き、薄皮も取り、粗みじんにして、全てをあわせ器に盛る。 さつまいものみかん煮 材料(1人分):さつまいも80g みかん2分の1個 オレンジジュース(100%のもの) 三温糖大さじ1程度 調理法 :@さつまいもは皮付きのまま、6〜7mmの厚さに輪切りにし、20分ほどあく抜き をする。みかんは皮をむいて、内皮も取り除く。 A鍋にオレンジジュースと砂糖、いも、みかんを加え、7〜8分中火から弱火で煮る。 さつまいもに竹串が通ったら、出来上がり。 |